真言宗 正覚院

〒824-0021 福岡県行橋市大字馬場420-1
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【ま行】

松山子安観音(まつやまこやすかんのん)

安産と授乳の手助けをしてくれることで知られる観音様

曼荼羅(まんだら)

仏教(特に密教)において聖域、仏の悟りの境地、世界観などを仏像、シンボル、文字などを用いて視覚的・象徴的に表わしたもの。「曼陀羅」と表記することもある。曼荼羅はその形態、用途などによってさまざまな分類があり、密教では曼荼羅をその形態(外観)から大曼荼羅(だいまんだら)・三昧耶曼荼羅(さまやまんだら)・法曼荼羅(ほうまんだら) ・羯磨曼荼羅(かつままんだら)の4種に分けている。曼荼羅の内容から区分すると、密教系では、根本となる両界曼荼羅の他に別尊曼荼羅があり、密教以外では浄土曼荼羅、垂迹曼荼羅、宮曼荼羅などがある。

密教(みっきょう)

仏教の中で、大日如来の教えを真理とする系統を言います。大日如来の教えはとても難解であり、修行を積んだ者にしか理解できない、つまり修行を積んでいない者にとっては秘密の教えである事から密教と呼ばれるようになったという諸説があります。

明王(みょうおう)

仏の教えに従わない者を、怒りにより教化しようとする者たち。ヒンズー教の神々が仏教に取り込まれて生まれました。天部の守護神たちの怒りが仏敵への威嚇であるのに対し、明王の怒りは人々の心の内面に潜む悪(煩悩)に向けられたものとされます。多面多臂の異様な姿と忿怒の表情で表される場合がほとんどですが、孔雀明王のように穏やかな表情で表される像もあります。明王の中で最も有名な不動明王は、大日如来の怒りの姿とされています。

正覚院 住職